人が生きていく過程で、一度ならずとも直面する最大課題は「自分とは何か」という命題でしょう。自分で自分の顔を見ることができないように、自分にとっての自分は謎に満ちています。しかも、自分の位置づけがはっきりしていなければ、自分にとっての幸せとは何か、という命題にも答えがだせません。
ところで、自分の位置づけとは他者との位置関係あってのことなのですから、自分を決めるものは、自分自身であるというよりも、他者との関係性の中にあるともいえるでしょう。そのような考え方にたてば、学ぶということは、他者との関わりにおいて問い、対話し、そして考える力を涵養することだということになります。本学は、食物栄養学、こども学、そして、養護・福祉などを包括する生活コミュニケーション学を、社会、自然などとの関わり、いいかえれば、コミュニケーションという視座からとらえ、地域に貢献できる人材育成を目指しています。豊かな未来を夢みて、ともに美しい時間の暦をつくりあげていける21世紀のクリエイターたちを歓迎します。 |